永平寺の典座を務めた方丈様が教える精進料理教室に行きました(全昌院)

豊島区東長崎駅近くの全昌院(曹洞宗)で月一回精進料理教室が開かれています。
この教室は、永平寺で典座を務めておられた安達方丈様が直接教えてくださいます。

永平寺の典座(てんぞ)とは

永平寺は、日本の有名なお寺の一つです。曹洞宗という仏教の宗派の大本山(とても大切なお寺)です。
典座(てんぞ)というのは、永平寺で大切な役割を持つ人のことです。簡単に言うと、お寺の料理長さんのようなものです。でも、ただの料理人ではありません。

典座の仕事は:
1. お寺の食事を作ること
2. 食材を選び、準備すること
3. 食事を通じて修行する人たちの心と体を支えること

典座は、料理を作ることを仏教の修行の一部だと考えています。静かに心を集中させて、丁寧に食事を作ります。

永平寺の開祖(はじめて作った人)である道元禅師は、「典座教訓(てんぞきょうくん)」という本を書きました。この本で、典座の大切さと、料理を作ることが修行そのものだということを教えています。

このように、永平寺の典座は、単なる料理人ではなく、仏教の教えを実践する大切な役割を持っているのです。

「習って食して片付けて」

教えてくださるのは曹洞宗永平寺で典座を務めていいらっしゃた安達方丈様、毎回少人数、お茶の先生から料理不得意な方も楽しく、和気あいあいと習っています。
毎回、お料理だけではなくいろいろなお話がお聴きできるのも楽しみの一つです。

https://www.zenshoin.com/event/wasyoku/

令和6年10月11日 三心会(全昌院 精進料理教室)

・さつまいもご飯

さつまいもを小口切りにし薄口醤油・塩をいれて炊き上げる

・馬鈴薯梅炒め

馬鈴薯を千切りにし水でさらす

梅干をたたいてペースト状にする

塩こぶ(おぼろ昆布)・酒・みりん・砂糖と梅肉を合わせる

馬鈴薯を炒め、合わせ調味料を加え最後に醤油・いりごまをかける

・馬鈴薯の青のり和え

馬鈴薯を適当な大きさに切り、茹でる

オリーブオイル・青のり・塩・胡椒を加え和える

・しめじ柚子胡椒マリネ

しめじをオリーブオイルで炒める

砂糖・酢・醤油・柚子胡椒を合わせておき、和える

・茄子焼き浸し

茄子を乱切りにし、多めの油で炒める

ポン酢・胡麻油・うま味調味料を合わせておき、和える

・お吸まし

だし昆布の千切り

お豆腐

・食後

お抹茶

方丈様お手製の丹波栗の渋皮煮

川邉さんお手製の干菓子

 

方丈様の一言

三心のご説明 喜心・老心・大心

作る人も食べる人も一所懸命にする

協調しあう素材・彩の良い盛り付け

食材は残さず使い切る

下煮を充分にしてから味付けをする

塩辛くなった場合は、お酒を入れて調整する

精進料理教室20240411

精進料理教室20240411

令和6年4月11日の全昌院の精進料理教室の献立は

筍御飯
ふろふき大根
きんぴら牛蒡
若竹汁
お抹茶とお菓子

タケノコの茹で方から教わりました。

全昌院から徒歩5分の民泊

Mhouse西落合は戸建て庭付バリアフリー和室付きの民泊です。

Mhouse西落合

 

 

 

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